社畜だった社長の漂流ブログ「ハシブトガラス」|充電切れたらどうするの!? EV初心者のための航続距離完全ガイド

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充電切れたらどうするの!? EV初心者のための航続距離完全ガイド

2025.3.28
電気自動車の航続距離はどれくらい?

車の購入を検討していますが、迷っているのがガソリン車にするか、EV(電気自動車)にするかです。EVってどれくらい走るの?日常生活に支障は出ないか?
こんな疑問を持っていませんか?今回は私と同じ疑問を持っている方向けにEV(電気自動車)の航続距離と疑問に対する答えを調べてみました!

そもそも「航続距離」って何?EVならではの考え方

電気自動車(EV)を検討するとき、やっぱり気になるのが「航続距離」つまり、一回の充電でどれだけ走れるか、ということですよね。

これはガソリン車で言えば「満タンで何キロ走れるか」と似ていますが、EVはちょっと事情が違います。というのも、EVの航続距離はバッテリーの容量だけでなく、車両の重さ運転の仕方、さらには外気温まで、いろんな条件で左右されるんです。

たとえば、カタログに「500km走行可能!」とあっても、それは試験場での理想的な走行条件で出した数字。実際の道路事情やあなたの運転スタイルでは、6〜8割程度になることがほとんどです。

たとえば、信号の多い街中を走ったり、冬場に暖房を使ったりするだけでも、バッテリーの消耗はグッと早まります。「まだ300kmくらいしか走ってないのに、バッテリー残量が半分以下!?」なんて焦りも、EVあるあるなんです。

車種によっても差があり、軽自動車タイプの国産EVだと150〜200km程度、高性能な輸入EVでは500km以上走れるものもあります。でも実際には、毎日30km程度の通勤なら、数日に一度の充電で十分という人も多いんですよ。

つまり、EVの航続距離を考えるときは、単に「数字が大きい=正義」ではなく、「あなたのライフスタイルに合っているか?」がカギになります。距離だけに目を奪われず、日々の使い方に目を向けるのが、賢いEV選びの第一歩なんです。

国産EVと輸入EV、どっちがよく走る?

「EVって、結局どのメーカーのが一番走るの?」と気になっている方、多いのではないでしょうか。航続距離の長さを重視するなら、国産EVと輸入EVの違いを知っておくのは重要です。

まず、国産EVは日産や三菱、トヨタなどが代表的。
特に「日産サクラ」や「三菱eKクロスEV」など、街乗りを意識した軽EVは、バッテリー容量が小さめで航続距離は150〜180km程度

一方、「日産リーフ(62kWhモデル)」ならカタログ上で450km前後の航続距離があります。

一方で、輸入EVといえばテスラ、BMW、アウディ、ヒョンデ(現代)などが有名どころ。
特にテスラModel 3はスタンダードグレードで約500km、ロングレンジグレードだと600km超えも視野に入ります。航続距離を追求するなら、輸入EVのほうが一歩リードという印象です。

とはいえ、国産EVには日本の道路事情にフィットしているという大きな強みがあります。
狭い路地や小回りの利くボディ、そして設置しやすい充電設備など、普段使いの快適さはさすが国産というところ。

一方、輸入EVはバッテリー容量が大きいぶん、車重が重く価格も高め
また、充電インフラの規格が違って、CHAdeMOではなくCCS(コンボ)方式だったりと、日本の充電ステーションでの対応に注意が必要なケースもあります。

結論として、街乗りや短距離中心なら国産EV、長距離移動や充電回数を減らしたいなら輸入EVがおすすめ。価格、航続距離、維持コスト、インフラ対応。
このあたりを総合的に見て、自分に合ったEVを選びましょう。

バッテリーがカギ!容量・寿命・寒さの影響

電気自動車(EV)にとって、バッテリーは心臓のような存在。
航続距離にダイレクトに関わってくるのはもちろん、車としての「寿命」にも大きく影響します。

まず、航続距離を決める一番の要素がバッテリー容量
例えば、40kWhのバッテリーを搭載した日産リーフであれば、おおよそ300km前後の航続距離。一方、テスラのモデル3ロングレンジ(75〜82kWh)は500kmを超えることも。

「じゃあ、バッテリーは大きければ大きいほどいいんでしょ?」と思うかもしれませんが、そう単純でもないんです。容量が大きくなるほど、車重が増えてしまうのがネック。その結果、取り回しが重くなったり、タイヤやブレーキの消耗が早くなることも。また、価格も上がるので、用途と予算のバランスが大事です。

次に気になるのが、バッテリーの寿命
リチウムイオン電池は使っているうちに劣化していき、航続距離も少しずつ短くなります。一般的には、8年・16万kmの保証を設けているメーカーが多いですが、運転の仕方や充電の頻度によって寿命は変わってきます。

特に注意したいのが、気温の影響
寒い冬はバッテリーの性能が落ちやすく、同じ道を走っても夏よりも航続距離が短くなることがあります。また、冬場の暖房も電力を食うので、「思ったより減りが早いな…」と感じることもあるでしょう。

そして、充電の仕方にもコツがあります。
バッテリーに負担をかけにくいのは、「急速充電ばかり使わない」「満充電や空っぽ状態を避ける」といった基本的なポイント。スマホのバッテリーと似てると考えると、わかりやすいですね。

EVを長く快適に使うには、バッテリーの状態を“いたわる”意識が重要。
少しの工夫で、航続距離も寿命もグッと変わってきますよ。

EVの充電時間ってどれくらい?実際の使い勝手



EVに興味はあるけれど、「充電ってどれくらい時間かかるの?」と不安に感じている人も多いですよね。ガソリン車のように5分で満タン、とはいきませんが、慣れてしまえば案外ラクだったりもします。

まず、EVの充電には大きく分けて普通充電急速充電の2種類があります。

普通充電は、自宅や一部の商業施設に設置されているAC200Vの充電器を使う方法で、フル充電には8〜12時間ほどかかります。夜寝ている間に充電するのが一般的で、毎日数十kmしか走らない人なら、これで全く問題ありません。

一方、急速充電は高速道路のサービスエリアや道の駅などに設置されているDC方式の充電器。
こちらは、30〜45分で80%程度まで回復するのが目安。

外出先での“給電ピットイン”として重宝されています。でもここで気をつけたいのが、「毎回急速充電すればいいや」と思っていると、バッテリーの劣化が早まる可能性があるという点。できるだけ日常使いでは普通充電をメインに、遠出のときだけ急速充電を利用する、というのが理想的な使い方です。

また、充電インフラの整備状況も重要。
現在、日本全国で急速充電器は約8,000基以上設置されており、地方でもかなり利用しやすくなっています。ただし、混雑時には待ち時間が発生することもあるので、充電スポットアプリなどで事前に確認しておくと安心です。

最近では、「充電ステーション付きのスーパー」や「コンビニ併設型充電スポット」も増えてきました。買い物や休憩の合間にサクッと充電できるので、“ついで充電”が新しい日常になりつつあります。

結論としては、「ガソリンスタンドで待つより、よっぽど楽かも!」と感じる人も多いのが実情。ライフスタイルに合った充電環境を整えれば、充電時間のストレスはかなり軽減できますよ。

航続距離の不安をなくす!EV選びと運転のコツ

EVを検討している人の多くが感じている不安、それが「途中で電気切れたらどうしよう…」という“航続距離不安”です。確かに、給電ステーションが限られていたころはその心配もありましたが、今ではちょっとした工夫で不安をグッと減らすことが可能です。

まず一番大事なのは、あなたの生活スタイルに合ったEVを選ぶこと
たとえば、毎日の通勤や買い物で往復30km以内という人が、600km走れる高級EVを選ぶ必要はありません。むしろ、小回りの利く軽EVのほうがコスパもよく、充電頻度も抑えられます。

次に覚えておきたいのが、航続距離を伸ばす“運転テクニックです。
アクセルを急に踏まず、減速時には回生ブレーキを活用するなど、エコドライブを意識するだけで数十kmは変わることもあります。まるでゲーム感覚で「どこまで伸ばせるかチャレンジ」しているEVオーナーも多いんですよ。

さらに、事前の計画も安心のカギ。遠出する日はあらかじめ充電スポットをチェックしておけば、途中で焦ることもありません。最近はナビアプリやEV専用のマップアプリで、空いている充電器のリアルタイム情報も確認できるようになっています。

そして、「プランB」を用意しておくことも大切。
たとえば、普段行くスーパーや職場の近くに充電器があることを把握しておくだけでも、いざというときの安心感がまるで違います。
さらに、JAFやメーカーのロードサービスなどでもEV対応の充電サポートが受けられる場合があるので、加入しておくのもおすすめ。

まとめると、EV生活を快適に送るには、

  • 自分に合った航続距離のEVを選ぶ
  • エコドライブで無駄なく走る
  • 充電スポットをうまく活用する この3つを押さえるだけでOK!

航続距離に振り回されるのではなく、上手にコントロールして使いこなすことが、EVライフのコツです。

今回のまとめ

電気自動車(EV)を検討するうえで最も気になる「航続距離」について、この記事ではその基本から、国産EVと輸入EVの比較、バッテリー性能の影響、充電時間の実情、さらに日常での不安解消のコツまでをわかりやすく解説しました。
カタログ値と実際の違いや、寒さによる影響、ライフスタイルに合ったEV選びのポイントなど、EV初心者でも理解しやすく網羅しています。
ちょっとした運転テクニックや、充電スポットの活用法を知っておけば、航続距離の不安はぐっと減るはず。EVはもはや“充電が不便な乗り物”ではありません。
あなたに合った1台とスタイルを見つけて、快適なEVライフをスタートしてみませんか?